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住宅ローンの審査は複数の銀行に申込んでも問題ないの?
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住宅ローンの仮審査・本審査は複数の金融機関に申込みをしても、審査で不利になることはありません。いわゆるブラックリストといわれる個人信用情報に影響はありません。
住宅ローンは仮審査の申込み⇒本審査の申込み⇒契約⇒実行という流れがあります。
仮審査⇒本審査で通った金融機関の中から、最終的には自分に合った住宅ローンを一つ選び、一つの金融機関と契約することになります。
住宅ローンを借り換える際、複数の金融機関に申し込むことは、一見手間がかかるように感じるかもしれません。しかし、実際には複数の金融機関に申し込むことには多くのメリットがあります。
この記事では、
- 複数の金融機関への仮審査・本審査の申込みをすすめる理由
- 仮審査:3~4行 / 本審査:2行くらいに申込むのがおすすめの理由
について詳しく解説しています。
複数の金融機関への申込みをすすめる理由
最適な金利と条件を見つけるため
金融機関はそれぞれ独自の金利や保証料や条件を設定しています。また住宅ローンの借り換えには手数料やその他の費用がかかります。一見すると金利が低くても他の費用が高い場合、実際の返済額を見極めることが重要です。
そのため、複数の金融機関に申し込むことで、比較検討の余地が生まれ、最も適した金利や条件を見つけることができます。
1.金融機関のHPに記載されている金利より、窓口の表示金利のほうが低い場合がある
2.保証料は個人の信用状況等によって決定するもので、審査しなければ、保証料がいくらになるか分からない
3.審査をすることで、金利だけではなく、保証料や手数料等の総返済額を明確に比較できる
4.比較検討することで、ニーズに合わせた最適なプランを見つけやすい
審査のリスクを分散でき、時間のロスが少ない
複数の金融機関に申し込むことで、審査のリスクを分散させることができます。審査に落ちてしまっても他の金融機関では審査が通る可能性があります。
また審査結果が出るまで、仮審査では1週間前後、本審査では2週間~3週間ほどかかる場合があります。
審査が落ちてから、別の金融機関に申込むと、審査結果が返ってくるまで、再度時間をロスしてしまいます。なるべく早く借り換えしたい場合は、一度に複数の金融機関に申込みましょう!
住宅ローンの審査結果には有効期限がある
仮審査や本審査の結果には有効期間が設けられています。有効期間は金融機関によって異なり、また仮審査よりも本審査のほうが長めに取られているケースが多いです。
有効期限内に手続きしなければ、審査結果は無効となり、一からやり直しになります。そのため、複数の金融機関で比較検討したい場合は、同時期に審査を申込むことをおすすめします。
仮審査:60日、90日、180日
本審査:60日や90日、180日、270日
金利引き下げ交渉の材料になる
ネット型住宅ローンは金利の引き下げ交渉は難しいかもしれませんが、地方銀行などでは、金利の引き下げ交渉はできるケースがあります。
例えば、他の金融機関の条件を持ちかけることで、自分が希望する条件での借り換えが実現しやすくなる可能性があります。
ローン契約を結ぶ際に、交渉の材料として利用できるため、より有利な条件での借り換えが期待できるでしょう。
仮審査は3~4行、本審査は2行くらいに申込むのがおすすめの理由
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どうして本審査の申込みは2行くらいなの?
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本審査の申込みには提出書類が多く必要になり、仮審査より手間がかかるためです。
仮審査の申込みには必要書類が必要ない、もしくは少ない場合が多いです。そのため、仮審査の申込みは比較的簡単で、手間もあまりかかりません。
しかし、本審査の申込みには、多くの提出書類が必要になります。そのため、たくさんの金融機関に申込むのは容易なことではありません。
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仮審査が通った金融機関の中から、厳選して自分にあった金融機関に申込むことをおすすめします。
詳しくはこちら>>住宅ローン借り換え|本審査の申込みに必要な書類とは
なかなか借り換え審査に通らない場合はこちらをチェック
- 物件の担保評価の低下
- 年収に対して借入金額が大きすぎる
- 他の借入額が大きい
- 収入の減少
- 転職して間もない
- 個人事業主やフリーランスである
- 契約社員、派遣、パート、アルバイトである
- 完済時や借入時の年齢が高い
- 健康状態が良くない
- ローン契約違反や滞納歴がある
- 仮審査の申込みと本審査の申込みの内容に誤りがある
詳しくはこちら>>住宅ローン借り換え審査が通らない11の原因について
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